好意に気づく　避ける

胸の中にある気持ちや感情は、人によって表現の仕方が違ったり、場合によっては素直に言動に表れてしまう人もいます。
　相手からの好意は、態度で示される場合もありますが、好意に気づくと、避ける反応を示す場合もあります。
理由としては、複数の事が推察できます。
例えば、好意をもった相手が既婚者の場合には、相手にとって好意が迷惑になってしまう事もあります。
万一、好意に気づく、自分も相手に好意があるという場合でも、避ける態度になる事があります。
心理状態としては、やはり既婚者である事を鑑みると、これ以上の関係性になってはいけない、という歯止めの気持ちが働いています。
　好意に気づくと避ける様な態度になる場面としては、相手の立場が関係してくる事があります。
いずれかが既婚者である場合もありますが、職場など、社会的な立場を考慮するケースもあります。
わかり易いところでは、上司と部下などの関係が存在する場合です。
男性・女性、どちらが上司や部下であっても、職場の場合には、所属する会社での役割などもあります。
周囲の人も、社内の役割をお互いに認識して、関係が成立している状況といえます。
後々の影響を予測して、好意に気づくと避ける態度になってしまう事があります。

　好意に気づくと、避ける態度になる理由として、相手の人間性に多少マイナスなイメージをもっている場合もあります。
相手からの好意に対し、素直に受け続けると、面倒な事になるのではないか、という思いが働く事があります。
例えば、好意をもった相手には、わかり易く甲斐甲斐しく世話をしてあげたい、と態度で示す人もいます。
職場や学校など、毎日顔をあわせる事があり、面識もある場合には、とかく各人の人物像、性格などが周囲の人にも広まっています。
関わった場合には、面倒な事になりそうだな、という感覚をもつと、好意に気づくなどしても、避ける態度を示す事があります。
　また、好意に気づく人が、万一自分から相手に好意を抱かせる様な態度に及んでいた場合には、避ける事があります。
相手に好意を抱かせる様な素振りをしながらも、実際には、相手に恋愛感情などが生じていないというケースもあります。
思わせぶりな態度で近付いてみたものの、相手からの好意に気づくと、避ける態度になる人も存在します。
この場合には、恋愛などに関して、異性の気を引く事に楽しみを見出している可能性があります。
相手の気持ちが自分に向いてしまうと、そこでゲームセットの心理状態になってしまう人もいるのです。