好意の返報性　復縁

恋愛シーンでも役立つ心理学の法則が、好意の返報性です。
好意の返報性は、現在では気になる異性を振り向かせるテクニックとしても活用されています。
女性に特に多い悩みである復縁でも、好意の返報性は役立つ法則の一つです。
復縁を試みる場合には、恋愛感情よりも相手の人間性に好意を示す方が効果的です。
恋愛関係を拒否されている状態から再び恋人になるためには、人間性に好感を持ってもらうことが一つのベースづくりになります。
このような時には好意の返報性が特に功を奏します。
一旦主張や立場を認めてあげると、相手側も態度を軟化させることが多いです。
とりあえず話だけは聞いてみようという気持ちになるのが、一般的な心理と言えます。
復縁に際してもまずは相手とコミュニケーションをとることが大切です。
ネガティブイメージを与えないように、理解を示すことが肝心となります。
男女とも自分を認めてくれる相手に対しては、好感を持つのが一般的な傾向です。
このような現象には、やはり心理学上の好意の返報性が関係しています。
自分だけが知っている相手の長所や魅力を褒めることで、よき理解者というイメージを与えることが出来れば、復縁の可能性も高くなります。

復縁に際して女性がよくやりがちなのが、相手を説得するという行動です。
多くの場合、女性は反省の態度を示し関係を続けることを要求します。
ですが、実のところ好意の返報性から大きく外れているのがこのような行動です。
相手の出した別れという結論を真っ向から否定する形になっているため、受け入れられることが少ないのが現実です。
復縁を目指す上ではむしろ逆効果になります。
好意の返報性を利用して復縁をする場合は、むしろ一旦引く姿勢をとる方が賢明です。
相手の意向を汲んで別れを選択し、密かに復縁のチャンスを狙う方が現実的な成功が望めます。
好意の返報性は、相手の心理をコントロールする一つの手段になり得ます。
ですが、状況によってはこのような法則も効かないことが出てきます。
相手から受けた好意へどのような形でお返しをするかには、その人の選択次第です。
相手の選択によっては、必ずしも復縁という結果に繋がらないこともあります。
従って、好意の返報性に過剰な期待をかけてしまうのは禁物です。
見返りを求める姿勢が見え隠れすると、さらに返報性の恩恵を得ることは難しくなります。
あくまで純粋な態度を貫くことが、良い結果を得るための方法です。