笑顔で手を振る行動から見える好意
「笑顔で手を振る」という行動は、一見何でもないものに見えます。
しかし実際のところ、必ずそうとも言えないのです。
確かに「笑顔で手を振る」という行動は、無意識の内にやっている人もいるでしょうし、そこに特別な意味を持たしてはいないという例は、いくらでもあります。
しかしその一方で、この「笑顔で手を振る」という行動には、「特別な意味がこめられている場合もある」のです。
逆に言えば、こういった特に意味のない場合にも使われる行動の中で、「笑顔で手を振る」という行動というものは、特定の好意をこめたりするには、うってつけとも言えるのです。
まず「笑顔で手を振る」という行動は、原則としましては、特定の人に自分の存在をわからせるために使われたり、あるいは特定の人と別れる際に、別れの挨拶として使われる場合があります。
どちらにしましても、そこには「特別な意味合いとまでは言わないにしても、ある種の好意というものがこめられている」のです。
違う言い方をすれば、特に好感を持っていない相手に対しては、こういう行動はしないものです。
いくら社交辞令でも、「笑顔で手を振る」という行動は、場合によっては失礼にもなりますし、ある程度の親しい仲でもない限り、軽率にはできないものです。
「笑顔で手を振る」という行動は、少々幼い行動とも言えますが、だからこそそれは、ある程度は親しい存在にしかできないものです。
つまりこの「笑顔で手を振る」事のできる相手は、その時点である程度親しい存在で、その中でも一定レベル以上は、気を許せるような存在と言えるのです。
さらにその中でも、「恋心のような、さらに強い気持ちを持っている相手」に対しましては、同じ「笑顔で手を振る」行動でも、違いがあります。
それは具体的にこうだという事はできませんが、そうした特別の好意を持っている相手に対しての行動は、やはり傍から見ていても違いはわかるものです。
好意を持っている相手に対しての笑顔は、他の時の笑顔とはやはり違いますし、手の振り方にしましても、好意がこめられたものは、他とは違うものです。
そうした「他人に好意を示す行動の中でも、さらに特別なものには、違いがある」わけです。
こうした好意のこめられた行動というものは、雰囲気からして全く違うものなのです。
こうした点を考えますと、その相手が自分に対して好意を持っているかどうか、という事も、その相手の行動を見て、察する事ができるのです。
そのようなやり方を覚えておきますと、対人関係でも、うまく利用する事ができるのです。